2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

ビルトインガレージ

2階リビングで行こうと決めた我が家。2階にLDKや水周りを全て持って来たので1階は基本的には玄関と個室だけです。
と言っても我が家は夫婦2人だけなので個室はそんなに必要ありません。
そこで空いたスペースはビルトインガレージにしました。
実はビルトインガレージも昔から憧れていた設備の一つでした。でもなかなかそんなスペースの余裕も無く諦めていたのですが、2階リビングにする事で憧れのビルトインガレージを採用する事ができました。

我が家は週末になると犬を連れて車で遊びに行きます。そんな時に雨に濡れずに車に乗り降りできたり荷物を出し入れできるような、そんなガレージが欲しかったので、ビルトインガレージは是非とも取り入れたいと思っていました。

ガレージへは玄関内から直接出入りできるようにしています。更にガレージの広さには少し余裕をもたせました。
芯寸法で幅3.64m、奥行き6.37mあります。
運転席側に少し寄せて車を停めれば助手席側には90cm程度のスペースができるので、犬を連れての車の乗り降りも無理なく行えます。
奥行きはガレージ内に車を停めた状態でもバックドアを開けっ放しにできる寸法としました。後ろから荷物の出し入れをする事が多いので、ガレージに入庫した後でも荷物が出し入れできるように考えました。
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ちなみに、ガレージの寸法を考えるにあたって所有している車の車両寸法やドアを開けた状態の寸法を調べました。大抵の車はインターネット上にこれらの情報が載っていると思います。

ビルトインガレージの入口は最初はオーバースライドドアを検討していました。オーバースライドドアは開閉スピードが早くて音も静かです。そして見た目もカッコ良い!

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(文化シャッターのHPより)

ですが、我が家は準防火地域にあるのでガレージの入口も防火設備にする必要があります。
防火設備の認定を受けているオーバースライドドアは種類が少ない上に高価です。そして大きさもあまり大きくできなかったので、最終的には電動シャッターを採用する事にしました。
本当はシャッターもこんな感じでスラットがフラットなカッコいいものを使いたかったです。

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(文化シャッター ポルティエ)

ですが、これは費用が高すぎて断念。

他にはこんなシャッターもありました。

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(文化シャッター 小町様)

アルミ製のスラット部分に発泡ウレタンが充填されているので開け閉めの音が静かな上に、開閉スピードも通常のシャッターより早いのです。
しかしこのシャッターは防火認定が取れていないので採用する事はできませんでした。準防火地域が恨めしい…。

費用面と防火認定の関係で、結局我が家は普通のスチールシャッターになりました。
ただ、将来的にキャンピングカーのような背の高い車でも入れられるようにシャッターの高さは高めに設定しています。
シャッターの高さが高くなるとそれだけ開け閉めの時間もかかるので悩みどころでしたが、将来のキャンカー所有の可能性をゼロにはしたくなかったので、時間よりも高さを優先しました。

あと、ガレージを考えるにあたって最も重視した事があります。
それは出し入れのし易さです。
我が家の敷地の前面道路は4mしかありません。
通常、駐車場の設計をする時には駐車スペースの前面には最低でも5mのスペースが欲しいところです。
前面道路が4mしか無いので、なるべく駐車場の入口を道路から控えて車の出入りが簡単に出来るように心がけました。結果的にガレージ入り口前に2m以上の空地ができたので、滅多に運転しない私でも車の出し入れは楽にできそうです。
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ガレージ内にはタイヤや車用の部品や工具等を置けるスペースを設けました。本当は棚を付けてもらう予定でしたが減額調整で無くなりました。
タイヤは既成品のタイヤラックを置く事にして、その他の物置きスペースにはスチールラックを置く予定です。
あと、夫がガレージ内に手洗いスペースが欲しいと言ったので簡単なスロップシンクを設けました。

家の間取りや仕様を考えるにあたって基本的には夫は全くノータッチなのですが、このガレージ部分は夫の作業スペースともなるので、完成した暁には夫好みに色々とアレンジを加えていって欲しいなと考えています。

ガレージについて検討した事は以上です。我が家の生活において車は大きなウェイトを占めているので、ガレージの設計には少しこだわりました。
ただ、懸念事項としてシャッターの開け閉めのスピードと音があります。
ここは金額的にも妥協せざるを得ないところだったので仕方がないとは言え、後で後悔ポイントになるかもしれません。



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