2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

犬との暮らしを考える 【床編】

犬、特に大型犬との暮らしを考える人にとって一番の悩みどころは床材を何にするかだと思います。私もそれはもう色々と悩みまくりました。
各メーカーがペット対応床として推奨しているのは、たいてい傷付きにくく汚れにくい床材である事が多いです。
猫ちゃんとかだとそれはきっと大事なんでしょうね。
でも、犬を飼っている人にとっては傷付きにくいよりも何よりも、とにかく滑りにくい床っていうのがかなり大事になってきます。
なぜなら、滑りやすい床は犬の健康状態に直結するからです。立ったり座ったり歩いたりする時に常に滑り続ける床は、犬の股関節や脚に大きな負担となります。その結果脚が曲がってしまったり、酷い時には歩けなくなったりもします。
そんな訳で、いかに滑りにくい床を採用するかが大型犬と暮らす上では重要なポイントとなってくるのです。

我が家が床材を検討するにあたって、まずは今まではどのような床材で犬と暮らしていたかをお話ししておきたいと思います。

旧居では床は全て複合フローリングでした。
最初の犬を飼い始めてすぐの頃に、ツルツル滑る床を見て危険だと判断した私達はリビングの床に滑り止めのワックスを塗りました。体育館とかで使用されるようなテカテカのやつです。


(画像はお借りしました)

塗ってすぐは確かに効果があったのですが、しばらくしたら効果が薄れてきてまた滑るようになります。
その度に塗り直していましたが、塗り直す度に家具を全て避けて床を綺麗に拭き掃除してワックスを塗って、乾くまでしばらく立ち入り禁止にして…なんてやっていくのが大変になりワックスは辞めました。

次に採用したのはジョイント式のコルクマットです。

部屋一面に敷き詰めるのは大変でしたがこれはなかなか良い感じで、我が家ではこのコルクマット時代が何年か続きました。
ただ、夏場になるとコルクが膨張してあちこちでボコボコ浮いてきたりジョイントが外れたりしたのがマイナスポイントでした。広い範囲に敷き詰めると余計に浮きが顕著でした。
更にこのコルク時代に犬がもう1頭増えました。
この犬がトイレの躾がなかなか入らない子で、よく部屋の中で粗相をしていたのです。
粗相をされる度にコルクを外して洗って、隙間から染み込んだ下の床部分を拭いて…とやっていましたが、結構頻繁に粗相をされて匂いも気になる上にコルクも年数が経ってきて全体的にボロボロになって汚らしくなって来たので思い切って全て撤去する事にしました。

代わりに敷いたのがCFシート(クッションフロア)です。

CFシートはお友達の家でも採用している家が多く、クッション性のある柔らかい床は犬が滑りにくいので適しています。そして掃除をしやすいのもGOODです。
ただ、見た目が安っぽく感じるのであまりリビングとかには敷きたく無かったのですが、使い勝手を考えたらそうも言ってられません。
そこからしばらくは我が家のリビングはCFシート敷きとなりました。

このままCFシートで過ごし続けるつもりだったのですが、最初にいた子が亡くなった後に今飼ってる子がやって来て状況が変わりました。
仔犬の頃に我が家にやって来た訳ですが、体重が軽いせいなのかCFシートでもよく滑っていたのです。
今までは大人の犬しかいなかったのでCFシートで滑る事は無かったのですが仔犬だと滑ってしまうようです。関節が柔らかい仔犬の時期こそ足元には気をつけないといけないのに滑ってしまっては危険です。
すぐに違う床材を検討しました。

もう一度コルクを敷くのも考えたのですが、夏場に膨張するのがどうにも嫌だったので、今回はタイルカーペットを採用する事にしました。

タイル状になっているので汚れたらそこだけ外して洗う事ができます。重いので洗うのは非常に大変でしたが…。
タイルカーペットはさすがに全く滑らないので犬の足にはとても良かったです。人間にとっても柔らかい踏み心地の床は快適でした。
ただ、布地なのでどうしても匂いが染み込んでしまうんですよね…。
マメに犬を洗っていたら大丈夫なのかもしれませんが、我が家のリビングはタイルカーペットに染み込んだ匂いで結構犬臭かった気がします。
住んでる本人達は慣れて気にならないのですが、お客さんとかが来たら気になるんじゃないかなと思っていました。なので、タイルカーペットにしてからはお客さんは全く呼ぶ事はありませんでしたw

続きを書くとあまりにも長くなりそうなので、新居で我が家が検討した床材については次回にします。
こんな内容で引っ張ってしまってすみません…。




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