2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

【web内覧会】1階廊下

web内覧会第6回は1階の廊下についてご紹介します。

1階の廊下の間取りはこちらになります。

玄関ホールの正面に廊下が延びる形になっています。
(使い回しの写真ですみません)


外から帰ってきてすぐに手を洗えるように玄関ホール内に手洗いを設けています。
場所は階段の正面になります。

ここの部分はよく目の付く場所にあるので、見た目重視でベッセル型の洗面台としました。
ここで顔を洗ったり歯を磨いたりするわけでは無いので、そこまで使い勝手や清掃性を重視していません。
そうは言ってもある程度使いやすくする為に、水栓だけは蛇口部分が伸びるタイプの物を選択しています。
この手のデザインの洗面ボウルは洗面ボウルと水栓の吐水口の距離が短いので、普通の水栓だと高さのある容器に水を入れたい時に入れにくくなりますが、水栓が伸びるタイプだとその辺の問題もクリアできるのでお勧めです。

排水は床排水ですが、給水と給湯も床から出すとこの部分の掃除が面倒そうだったので、給水は壁からにしてもらいました。
ただ、1階の壁には下に基礎と土台があるので、単純に床下から壁内に給水管を通そうと思うと土台を欠かなくてはならなくなります。
それは構造的にあまり良くないので、給水管を立ち上げる部分だけ壁をふかしてもらいました。

その辺についてはこちらに書いています。

この部分の施工を巡っては現場側と一悶着ありましたが、結果的にこちらの希望通りに施工してもらえて良かったです。
見た目にもスッキリしたので満足です。

洗面ボウルが乗っているカウンターの部分は厚みがある方が見た目にかっこよく見えると思ったので、アイカのポストフォームカウンターで手前部分に垂れがあるタイプを選びました。
カウンター自体の厚みは2cm程度ですが、手前の垂れの部分で6cmあるので、ぱっと見は6cmの厚みのカウンターがあるように見えます。


(アイカのカタログより)


パナソニックとかの既製品のカウンターは安いのですが、どうしても2cmくらいの厚みのものになってしまうので、ここは見た目優先で少々のコストアップでしたがポストフォームカウンターを選びました。
また、ポストフォームカウンターだと表面のテクスチャの種類も豊富です。
カウンターは床の色と近い色の木調のものを選びました。

背面の壁部分はタイルでかっこよく!とも思いましたが、コストアップが怖かったので無難にアクセントクロスで落ち着きました。
色はどこかで使いたいと思っていたブルーグレーです。
が、カウンターや床の色と馴染み過ぎて、なんとも地味な感じになりました。
ここはもうちょっと大胆にしたらもっとかっこよくできたかもしれませんが、私のセンスだとこれが限界でした…。
目につくところなだけに、なかなか冒険できませんね。


階段の横にはコートクロークを設けました。

今の季節なんかは、家に帰ってきたらここでコートを脱いでカバンもここに置いてから2階に上がっています。
コートクロークは幅が有効で1m程度あります。奥行きは68cm程度です。
夫と私で半分ずつ使っていますが、コートや上着を5、6着ずつかけたらちょうど良いくらいの幅です。

ハンガーをかけるポールから下の棚板までは145cmとしました。この程度の長さがあれば大抵のコートは下を引きずらずに掛けられます。
もともとここにはカバンを置く予定では無く、2階のファミリークローゼットに置く予定でいたのですが、ここで上着を脱いだら自然とカバンもここに置くようになってしまいました。
今のところそんなに長いコートを掛けていないので、カバンを置いてもコートがカバンに当たる事も無いです。

下の棚板は一見、固定板に見えますが可動棚になっています。
と言うのも、この棚板の下に床下点検口があるので、そこを使用する時には取り外せるようにしました。
棚板の下には来客用スリッパを置いています。

ちなみにコートクロークには扉を設けていません。
階段との間の壁のおかげで玄関からは死角になってほとんど見えないし、お客様が来た時も手前の階段までしか通らずに2階へ行って、コートクロークの前は通らないので特に隠す必要が無いからです。
また、狭い廊下では扉があるとコートを脱いでクロークに掛けるという動作の邪魔になるし、毎日の脱ぎ着の際に、扉の開け閉めという一手間が面倒になると思ったので扉は無しにしました。


コートクロークの横は冷凍庫置き場になっています。
廊下が狭くて正面から写真が撮れませんでした。奥の凹んでる部分です。


犬のご飯用とコストコでの買い物のストック用に旧居の時から冷凍庫は持っていたのですが、置くところが無いのでキッチンとは別の場所に置いていました。
新居ではキッチン内に置こうと思っていたのですが、どうしてもスペースが取れなかったので1階の廊下に置く事にしました。
結果的に、宅配等で届いた冷凍食品を2階に持って上がらずにそのまますぐに冷凍庫に入れられるので、この場所でも特に不便では無かったです。
頻繁に出し入れするようなものはキッチンの冷蔵庫内の冷凍室に入れているので、こちらの冷凍庫はキッチンに無くても大丈夫でした。

奥行きはコートクロークと同じで約68cmあり、幅は有効で55cm程度です。
事前に冷凍庫の寸法を測ってサイズを確認していたので、ジャストフィットで収まりました。


コートクロークの正面には物入れを設置しました。
手前の両開きドアです。

この物入れは、寝室やトイレの間取りを考えている時にたまたま余ってできたスペースです。
芯寸法で幅が910mm、奥行きが455mmあります。
減額調整で壁に下地だけ入れてもらって、棚は自分達で取り付けました。奥行き35cmの可動棚を4段取り付けています。
トイレットペーパー等のストックや、その他に1階で使う雑多なものを収納できて便利です。
これくらいのサイズの収納って細々したものを仕舞うのにちょうど良いサイズです。
現在はなんだかんだで収納部分が全て埋まってしまっています。こういう廊下の物入れって何かと重宝できて便利ですね。作って良かったです。


間取りの関係でどうしてもできてしまう廊下ですが、単なる通路としてだけでは無く、その場所で他に用途が発生するような廊下になるような設計を心がけました。
廊下に面してコートクローク、冷凍庫置き場、物入れを配置できたので、その辺はうまくいったかなと思っています。


1階廊下については以上です。
次回は土間収納をご紹介します。





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