2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

【web内覧会】階段&2階ホール

web内覧会第10回は階段と2階のホールをまとめてご紹介します。

我が家は2階リビングなので、階段はメインのルートになります。なので、日常生活で階段がネックにならないような設計を心がけました。

階段について検討した内容はこちらになります。

階段の図面も載せておきます。

我が家の階段の最大の特徴は幅が広い事です。
蹴上げや踏面は標準寸法ですが、幅は有効で1mあります。一般的な階段幅より22cm程度広い事になります。
これは、大物家具や家電の搬入時のルート確保が1番の目的でした。
道路側からクレーンなどで搬入できるルートが無いので、何としても階段から搬入するしか無いからです。
我が家の大きさを考えたら1m幅の階段はかなり贅沢なスペースの使い方ですが、階段のせいで気に入った家具や家電が搬入できないようになるのは避けたかったので幅広階段を採用しました。

そんな階段はこんな感じになりました。

上から見下ろしたバージョン

写真だといまいち広さが伝わらないかと思いますが、さすがに有効が1mあるとゆったりしています。
階段の途中でも余裕ですれ違えます。
引っ越しの時にも引っ越し屋さんから大好評でした。
今使っている冷蔵庫が旧居から使っているもので幅が60cmしか無いコンパクトな物なのですが、これより大きい冷蔵庫でも余裕で搬入できますと太鼓判もいただきましたw


階段が折れ曲がる部分は踏み板を2枚に分割しています。

本当は三角の踏み板部分を作りたく無かったのですが、階段のスペース的にどうしても作らざるを得ませんでした。
45度ずつに分割するよりも30度と60度で分割した方が安全性も使い勝手も良いと書いていたので採用してみました。
結果、階段の幅が広い事もあって60度部分が普通に踊り場として活用できています。
犬もよくここで休憩しています。
万が一階段から転げ落ちても、この部分で十分に止まる事ができると思います。
使い勝手についても特に不便は感じません。
上り下りもスムーズにできています。

ただ、一度だけ30度の踏板部分で足を滑らせて踏み外した事があったので、やはり30度の踏板はあまり採用しない方が良いのかもしれません。
踏み外した下の段が60度の広い踏板だったおかげで1段踏み外しただけで耐えられましたが、これが30度の3分割だったら更に下まで踏み外していたかもしれません。

あと、これだけ幅が広い階段なので両方の壁に手摺りを設けても良かったかなと思いました。
両側に手摺りを付けると狭くなる気がして片側にしか付けませんでしたが、この広さだと両方あっても問題無さそうです。
どうしても階段の内側を通りがちなので、三角の踏板の狭い方を踏む事になり足を滑らせる危険が伴います。内側の壁にも手摺りがあれば、より安全だったと思います。
せめて壁に下地だけでも入れておけば良かったなと少し後悔しています。


階段には北側に面して大きめの窓を3つ設けました。

この窓のおかげで夕方暗くなるまでは電気を付ける必要が全くないくらいに非常に明るいです。

かなり明るいので、階段だけではなく2階のホールも日中は電気をつけなくても大丈夫です。

3つの窓のうち、階段から手が届く窓だけ滑り出し窓にしました。
窓の下の方で開閉できるようにオペレーターハンドル式にしています。
ちなみにこの窓、内側に網戸がはまっているのですが全然わからないと思いませんか?
YKKのクリアネット、想像以上に目立たなくて良いです。

今の季節はあまり開ける事は無いですが、夏場に廊下や階段にこもった暑い空気をこの窓から排出できればと考えています。


2階のホールはホールと呼べるほどの広さも無い小さな空間です。
そんな小さな空間ですが、ここに面してLDK、洗面所、トイレ、ウォークインクローゼットの入口が面しています。

ホールに面する全ての壁に扉が付いているので、少しでもすっきり見せる為にここの扉は神谷のフルハイトドアを選びました。
天井まで扉があるので壁面には縦のラインしか出てきません。

LDKの入口ドア。

階段の近くのドアなので、危険防止の為にドアの向こうが見えるようにガラス入りにしました。
ガラスはブラックガラスです。神谷のショールームに見に行った時にオススメされました。
通常のガラスより定価で5000円ほどのアップでしたが、かっこよかったので即決しました。
右手前に写っているのはウォークインクローゼットの入口ドアです。
左側が階段になります。


こちらは反対側にある洗面所の入口ドア。
狭いのでLDKのドアを開けた状態で撮っています。
右側に写っているのがトイレのドアです。

LDKのドア以外は全てマットな白のドアを選択したので、壁に同化して狭い空間でもすっきりして見えます。
当初は洗面所のドアはLDKと同じ色のものにしようと思っていたのですが、夫のアドバイスに従って白にして正解でした。

全てのドアを閉めていたらさすがに少し狭く感じますが、洗面所のドアは使用時以外は常に全開にした状態になっているし、来客時以外はウォークインクローゼットのドアも開いているので、ホールの狭さが気になる事はありません。

洗面所とウォークインクローゼットそれぞれのドアは開けっぱなしにする事を考えて引き戸にしました。
特にこだわったのがウォークインクローゼットの引き戸です。
引き込んだ時に扉の出てくる方向がウォークインクローゼットの中になるようにしました。

通常、納戸やウォークインクローゼット等の収納用の部屋の入口扉は外側に開くのがセオリーです。引き戸の場合は引き込んだ時に扉が外側に来るようにします。
これは、部屋の中の収納スペースを減らさないようにする為と、中のものがつかえて扉が開かなくなるのを防ぐ為でもあります。

ですが、我が家ではあえて内側に引き戸を引き込みました。
扉の引き込み部分にはクローゼットのハンガーパイプがあって服をかけているだけなので扉が邪魔になる事もありません。
万が一扉に何かがつかえて開かなくなっても、我が家のクローゼットはウォークスルーで入口がもう一か所あるので問題ありません。

内側に扉を引き込む事でホール側からの見た目が非常にスッキリしました。
フラットな壁と扉だけのシンプルな面になっています。

全開している時には建具が付いていない天井までの単なる開口部にしか見えません。
階段を上がってきて正面に見える部分なので、なるべくすっきりと綺麗に見える事を意識しました。

階段と2階のホールについては以上です。
ここはお客様も通るパブリックなスペースになる事も考えて、幅のゆとりや見た目の美しさにも考慮しました。
窓からの明るさも含めて想定以上に気持ちの良い空間になったので良かったです。

次回はトイレについてご紹介します。




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