2ニン+ワンHOUSE

2ニン+ワンHOUSE

ワンコと暮らす家づくりの記録

【web内覧会】ファミリークローゼット

web内覧会第15回はファミリークローゼットについてご紹介したいと思います。

我が家がファミリークローゼットを採用しようと思ったきっかけは友人の家でした。
それについて書いているのがこちらになります。

ファミリークローゼットを設けようと思った時に1番こだわったのは、ファミリークローゼットをどこに配置するかでした。

まず考えたのが、LDKなどがあるメインの生活空間と同じ階に配置するのはもちろんの事、洗濯動線がスムーズに行く場所に配置する事でした
洗濯動線については前回のランドリールームのweb内覧会に書いています。

更に、普段の生活動線を考えた時に、無理無くクローゼットに服を置きに行ける場所になる事も考えました。
あまり奥まった場所や、動線から外れてわざわざクローゼットに行かなければならないような場所だと使い勝手が悪くなってしまいます。
特に夫なんかは使い勝手が悪くなると面倒臭がって意図しない場所に服を置いてしまうのが容易に想像できました。

旧居ではお恥ずかしながらダイニングの椅子に上着や部屋着などがよくかけっぱなしになっていました。なので、新居ではそれだけは阻止しようと思っていました。
普段の生活でファミリークローゼットに服を置きに行く習慣が自然とできるようにする事に重点を置いて考えました。

そこで、階段を上がってきてすぐ正面にファミリークローゼットを配置しました。
帰ってきて真っ先に向かうのに不便じゃない場所です。
正確には、我が家の場合は玄関ホールにコートクロークがあるので、上着類はそこで脱いでから2階に上がって来ます。

クローゼットのすぐ横には洗面所があって部屋着や下着類が置いています。
クローゼットと洗面所間の短い移動範囲だけで身支度が完結するので、リビングへ服を持ち込んで放置する隙もありません。

このように洗濯動線だけではなく生活動線も考慮した結果、我が家のファミリークローゼットは廊下側からランドリールーム側へと通り抜けられるウォークスルークローゼットを採用する事になりました。
ファミリークローゼット→洗面所→ランドリールーム→ファミリークローゼットと回遊動線になっているので、ストレス無く移動できます。

使い回しの図面ですが再度載せておきます。
広さは3帖あります。

ちなみにランドリールーム側の入口には扉を付けていません。
使い勝手を考えた時に閉める機会があまり無さそうなので、減額も兼ねて扉は無くすことにしました。

掃き出し窓からの日差しで服が日焼けするかなと少し心配ですが、直射日光は当たらないと思うので大丈夫な気もします。
また、ランドリールームからの埃がクローゼット内に入る心配もあるのですが、基本的にランドリールームの換気扇は回しっぱなしになっていて空気の流れはクローゼットからランドリールームに向かっているので、そこまで気にしない事にしました。
どうしても気になるようならロールスクリーンでも付ける事にします。


ファミリークローゼットに必要な大きさや収納方法については、いつもコメントをくださるむいむいさんがとても詳しく検討していらっしゃるので、そちらをぜひ読んでいただきたいと思います。
私がクローゼットの設計をする時に考えていた事や、更にそれを上回る細かい検討事項が載っています。
設計時にこの記事を見ていたら楽できたのになぁと思う程、とても参考になる内容です。


我が家の場合は洗面脱衣所がすぐ隣にあって、クローゼットの中で着替える事はあまり想定していなかったので、芯寸法で1820mmの間口に対して、片側だけハンガーポールを設置して、もう片側は奥行45cmの収納とする事にしました。
この配置で、片側に服を掛けた状態で真ん中の通路幅は65cm程度は確保できます。

これだけあれば普通に通行できますし、中で服を選んだりもできます。
入口が2か所あるウォークスルークローゼットなので、クローゼット内でのすれ違いを考慮する必要もありません。

私は洗面所に服を持って行って着替えていますが、夫はクローゼット内で着替えているようです。
我が家の場合、下着や部屋着類は洗面所に置いてあるので、クローゼット内で着替えるのはシャツを着たりズボンを履いたりする程度です。
この程度の着替えだと通路幅65cmでも難なくできるようです。

また、理由は後述しますが、我が家の場合はほとんどの服がハンガーに掛かっていて、引き出しに収納するような物は全て洗面所に置いてあります。
ですので、クローゼット内で引き出しを開け閉めして着替えを取り出す事も無いので、この通路幅が狭く感じることはありません。


長々と説明して来ましたが、ようやく実際のファミリークローゼットをご紹介したいと思います。
廊下側から見た入居前の写真です。
何の変哲も無い場所なので、まともな写真はこれくらいしかありませんでした。

床はトイレやランドリールームと同じクッションフロアを使用しています。
家族しか使用しない場所なので、安価で掃除のしやすい床材を選択しました。
ただ、他の場所と違ってクローゼット内には収納ケースや重さのある物を置く事も多いです。
そんな時に床材がクッションフロアだと跡がくっきり付いてしまうので、気になる人は塩ビシートやフローリングなどの硬い材質のものにした方が良いと思います。


我が家ではクローゼット内の洋服はほとんどハンガーに掛けて収納しています。掛けていないのはニットぐらいです。
私は面倒臭がりなので畳む収納が嫌いだし、アイロンがけも苦手なので服に変な折り皺が付いたりするのも避けたいと思っていました。
なので、なるべくならほとんどの服をハンガーにかける収納にしたいと考えていました。
それだと洗濯で干してそのまま収納することもできます。

そこで、クローゼット内には出来る限りハンガーポールを長く設置して服がたくさん掛けられるようにしようと考えました。

ちょっと見辛いですが、これはクローゼット内のハンガーポールの長さを工務店に指示した時の図面です。

図面を見てみると、なるべくたくさんの服が掛けられるように、ハンガーポールを2段設置しているところもあります。
図面に書かれたポールの長さを合計すると4.95mありました。
ここに夫婦2人分の服を全てかける事になります。

現状はこんな感じになりました。

結構ギチギチです…。
しかも、ここにはかさばるコートなどの上着類は入っていません。現在は1階のコートクロークにかかっているからです。

本当は喪服などの滅多に着ない服やオフシーズンのスキーウェアやウェットスーツなどは寝室のクローゼットに収納する予定でした。
ですが、そこには本棚を入れてしまったので入れられなくなってしまいました。

私も夫も決して服をたくさん持っているわけでは無いのですが、普通なら畳んで収納するようなTシャツやカットソーなんかも掛けて収納しようと思うと、こうなってしまいました。
何年も着ていないような服も結構あるので、断捨離してもう少し減らす事にします…。


引き出し収納は洗面所で使っている無印良品の収納ケースと同じサイズのものを使用しています。
ここに季節ごとの下着や部屋着類を収納する事で、衣替えの時期になると引き出しごと洗面所の収納ケースと交換すれば楽に衣替えができるかなと考えました。


雑然としているのでモザイクをかけていますが、ハンガーポールの上に棚を作って、ここにスーツケースなどの使用頻度の少ない物を収納しています。

現状はそこそこ収納スペースが埋まってしまっている状態ですが、服同様にはっきり言って不要なものが多すぎるので、それらを整理して処分すれば夫婦2人が生活する家でのファミリークローゼットとしては充分な大きさなのでは無いかなと思います。
これがお子様もいらっしゃるような4人家族とかだと少し狭いかもしれません。

充分な広さが確保できない時は、寝室や個室にもクローゼットを作ってオフシーズンの服などはそちらに収納できるようにしておく方が良いと思います。
我が家の場合も当初の予定通り、寝室のクローゼットに収納できていたらもう少し余裕のある使い方ができたのになぁと少し残念に思っています。

以上が我が家のファミリークローゼットでした。
web内覧会と言いながら極端に写真が少なくてすみません。
次回からはLDKを何回かに分けてご紹介したいと思います。




↓家づくりの参考になる素敵なブログがたくさんありますよ
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 建築設計事務所(施主)へ
にほんブログ村