2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

【web内覧会】LDK -キッチン編 その2 -

web内覧会第19回は前回に引き続き、キッチンについて更にご紹介したいと思います。
今回はキッチン本体の部分についてです。


キッチン本体について検討した記事がこちら。


私がキッチンに求めたのはスバリ、いかに楽ができるかです。
それ以外のこだわりは見た目以外ほとんどありませんので、今回は前置き無しでサクサク進めて行きたいと思います。


キッチン本体はこんな感じになっています。
現在のキッチンは生活感があふれていてお見せするのが恥ずかしいので、入居前の写真で失礼します。

ズボラな私が楽できるように、汚れの目立たない黒っぽい色でまとめたキッチンにしました。
キッチンはトクラスのberryで幅が2700mmのタイプです。


私がberryを選んだ1番の理由が、このハイバックカウンターでした。

キッチンのワークトップから立ち上がり壁の笠木の部分まで継ぎ目無しで人造大理石が一体で立ち上がっています。
通常はこの部分は2cm程度の立ち上がりになっていて、その上の部分はタイルやキッチンパネルなんかで施工されます。
そして、その継ぎ目部分にはコーキングの目地が出てくるのですが、ここに汚れが溜まりやすいのです。
シンクの前なんかだと水もよくかかるので、油断するとカビが生えちゃったりなんかもします。(←経験者)

壁に取り付けるタイプのキッチンではここがネックになっていましたが、ハイバックカウンターはそのネックを見事に解消していると思いました。

更に、このハイバックカウンターにはハンガーラックが付いていて、こんな感じで調味料置きや水切りラックとして使用出来るのもとても便利です。

キッチンの天板から浮いた状態で設置できるので、いちいち物をどけて拭く手間が省けます。


トクラスはワークトップの人造大理石の品質の高さと面材の塗装ぐらいでしか評価されていない感じですが、個人的にはこのハイバックカウンターはもっと評価されても良い思うんですけどねぇ。
フルフラットのキッチンを採用するなら関係ないですが、我が家のように手元が隠せるタイプのキッチンや壁付けのキッチンの需要はまだまだ多いと思います。
そんな方にはハイバックカウンターは是非おすすめしたい機能だと思いました。



シンクも天板と同じ人造大理石なので、ここも継ぎ目が無く一体になっています。
トクラスはシンクの色も色々と選べるのですが、私は薄いグレーを選択しました。

人大のシンクは汚れても普通のスポンジで簡単にきれいになるし、この色だと水垢も全く目立ちません。
今のところ目立ったシミや傷なんかもできていません。
排水口の蓋の部分だけプラスチックなので汚れが落ちにくいですが、メラミンスポンジで擦ると綺麗になります。


排水カゴを取るとこんな感じになっています。

この部分まで継ぎ目なしの人大でできていて、シンク側に封水トラップが無く直接排水口に繋がっているのでお手入れが楽です。

あの封水用のワントラップ部分は少し掃除をサボるとすぐにヌメヌメになって、いつも大変な事になっていました。
このキッチンでは排水管の途中にトラップを設けているみたいなので、定期的にその部分の清掃は必要なようですが、目に見える場所にトラップが無いのは精神衛生上非常にありがたいです。

掃除のしやすさを第一に考えて選んだだけあって、今では食後の片付け時に毎日キッチンを綺麗にするのが苦じゃ無くなりました。

コンロがIHなら拭き掃除がもっと楽だったのかもしれませんが、以前は大きな一体型の五徳のコンロだった事を考えると比べ物にならないくらい楽チンです。
小さな五徳を外してガラストップのコンロをサッとひと拭きするだけで綺麗になります。
五徳はたまに食洗機で洗っています。


そのガスコンロは、リンナイのリッセを施主支給して取り付けてもらいました。

黒のカウンタートップに合わせてブラックを選びました。
確か、当時トクラスではこのリッセのブラックタイプを扱っていなかったので施主支給したのだと思います。
コンロは他のガス器具や水まわり品と違って、施主支給のハードルが低いようです。工務店側からもあっさりOKが出ました。

キッチンメーカーに気に入ったコンロがない場合は施主支給するのも一つの手です。
施工費もそこまで大幅にアップしないので、コスト的に節約できる場合もあります。

ちなみに、我が家は仕事のツテでガス器具がリンナイから安く仕入れられそうだったので、コンロ以外にも給湯器、浴室乾燥機、衣類乾燥機なんかも施主支給するつもりでしたが、工務店側が難色を示したのでコンロ以外は諦めた経緯があります。
ガス工事をする業者が嫌がるとかなんとか。
なんかガス業者はいろいろ面倒くさいみたいですね…。
トータルで10万円くらい浮くと思ってただけに残念でした。



リッセはリンナイのコンロの中では上から2番目のランクに位置する商品ですが、十分すぎるくらいに機能が充実しています。

特にグリル機能がとても便利で、今まで普通の片面焼きの魚焼きグリルしか使った事が無かった私にとっては感動ものでした。
もちろんコンロ部分のタイマーや温度調節なんかも非常に便利です。
今時そんな機能は普通なのかもしれませんが、今まで古いコンロしか使った事が無かったので、ずいぶん調理が楽になりました。

また、少し前までのコンロは安全装置が付いて勝手に火力が弱まってしまうと聞いていたのですが、最近のコンロはその機能を使用時に解除する事もできるようになっていますね。
おかげでストレス無く料理ができて助かっています。



水栓はTOTOのタッチ水栓を選びました。

キッチンの水栓と言えばLIXILのナビッシュが有名ですが、我が家は夫が、意図せず水が出てイラっとしそうだと難色を示したので採用しませんでした。

実際に使ってみた感想はと言うと、確かに便利だけど我が家ではあまり使いこなせていません。
使用上の注意点として、タッチ部分で水を止めた状態のままで長い時間放置してはいけないとなっているので、どうしても大元のレバーで開け閉めする事を意識してしまいます。
タッチ水栓を多用しているとレバーで止めるのを忘れてしまいそうなんですよね。

そんなわけで、毎回レバーで水を止める癖が付いてしまったので、たまにタッチ部分の存在を思い出して使う程度になってしまいました。
まぁ、あればあったでそれなりに便利なので付けて後悔!とまではいきませんが。
ビッシュを入れるよりは安かったので、我が家にはタッチ水栓ぐらいでちょうど良かったのかもしれません。


そしてこちらの換気扇。

当初は施主支給でアリアフィーナシリーズのアリエッタを入れる予定だったのですが、換気扇の高さを夫の頭がぶつからない高さまで上げたいと思ってトクラスのカタログに載っていた物に変更したのでした。

その辺の経緯はこちらに載っています。

トクラスのカタログに載っていた換気扇なので、キッチン屋さんがトクラスからキッチンと一緒に搬入、取り付けしてくれました。

この換気扇、富士工業のものなのですが、トクラスのカタログの換気扇一覧に簡単にしか性能が書いてありませんでした。
富士工業のホームページを見に行っても同じタイプの換気扇は見つからず、どんなものになるのか少し不安でしたが、見た目も性能も全く問題無しでした。

特に感動したのがコンロと連動して換気扇が作動する機能です。
そんな機能が付いている換気扇があるのは知っていましたが、まさかこの換気扇にも付いているとは思っていませんでした。
アリエッタを施主支給していたら付いていなかったのかな?それとも今ではこんな機能は標準で付いているものなのでしょうか?
換気扇は見た目以外は大きな拘りも無かったので、この機能が付いているだけでもこの換気扇を選んで良かったと思えるのでした。

掃除のしやすさは今のところまだ本格的に掃除をしていないのでわかりませんが、整流板が付いているタイプの換気扇は、とりあえず表面をサッと拭いておくだけで見た目に汚くならないので良いのかなと思っています。

もちろん、換気扇を夫の身長に合わせて床から180cmの高さに設置した事も好評でした。
先日もコンロの上の鍋を何気なく覗き込んだ時に、ぶつからないのが良いわ〜ともらしていたので、やっぱり土壇場で高さを変更したのは大正解でした。


最後にキッチン本体の収納について。
これはまぁ、可もなく不可もなくって感じでしょうか?
LIXILのキッチンとかみたいに特別凝った仕組みがあるわけでも無いですが、必要十分な感じです。
今まで開き戸式のキッチンしか使った事が無かったので、引き出し式になっただけでもかなり使いやすいです。
100均のカゴなどで自分の使いやすいようにカスタマイズしています。


引き出しにタオルや台拭きなんかをかけたかったのと引き出しやすさ優先で、取手部分はロングバー取手を採用しました。


(トクラス berry カタログより 以下の写真も同じ)


ライン取手でもタオルを掛けられる器具はあるみたいですが、取手に逆手に手をかけられないから使い勝手が悪そうなんですよね…。
見た目もバー型の取手の方が好みです。



このロングバー取手ですが、トクラスの場合はこの取手を選ぶとシンク前の取手はこんな感じのラウンドした形状のバー取手になります。

この取手が見た目にイマイチだったので、我が家の場合はこの部分だけソリッド取手に変更してもらいました。

ソリッド取手はシンク前の部分だけこんな感じでスクエアなバー状の取手になっています。
タオルをかける事を想定しているんでしょうね。


なぜロングバー取手のシンク前もこの形にしないのか理解に苦しみます。
ショールームのお姉さんも、お客様でこの部分が気に入らないと言われる方も多いですと言っていました。


ロングバー取手とソリッド取手は材質が若干違うのですが、この2つの取手の間には食洗機があってすぐ横に並んでいるわけでも無いので全く気になりません。
きっと言われるまで気付かないでしょう。


再度キッチンの写真を載せます。
シンク部分もスクエアなバー取手になっています。


この部分だけ変更できる事はトクラスのショールームの方が教えてくれたくらいなので簡単に変更できます。
確か値段も変わらなかったはずです。
ロングバー取手を採用したくてもシンク前の取手の見た目がイマイチ…と思っていた方は是非検討してみてください。


キッチン本体については以上です。
なんだかトクラスの回し者かのように熱く語ってしまいましたが、少なくとも私が求める『楽できるキッチン』としてはこれ以上無いベストなチョイスだったのでは無いかなと思っています。


次回は食洗機についてご紹介します。




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