2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

【web内覧会】ランドリールーム

web内覧会第14回はランドリールームについてご紹介したいと思います。

関係ないけど、今回の記事で100記事目だそうです。
よくこれだけ書いたなー。


ランドリールームは嫌いな家事の中でも特に嫌いな洗濯を、いかに楽にできるかということのみを考えて作りました。

その事について検討しているのがこちらになります。


図面にするとこんな感じです。
洗濯動線を考えた時に関係が深い洗面所とファミリークローゼットも一緒に載せておきます。

洗面(脱衣)所とファミリークローゼットに隣接したランドリールームを作りました。
この位置関係でランドリールームを作る事は洗濯動線を考える上で非常に重要だったので、これら3室の位置関係は設計当初からずっと変わらないままでした。


ランドリールームはもともと洗濯機のみを置いて室内干しをする為の部屋で考えていたので、当初は今よりも若干広めで考えていました。
ですが、衣類乾燥機を導入する事にしたので、室内干しするスペースはそんなに必要無いだろうと判断して、最低限の広さの小さな部屋になりました。1.75帖の部屋です。お風呂より狭いです。


洗面所の収納棚の横の引き戸を開けるとランドリールームに繋がります。

南側のバルコニーに面して掃き出し窓が付いているので、この引き戸を開けていると洗面所までものすごく明るくなります。

ファミリークローゼット側から見るとこんな感じです。

コンパクトな空間に洗濯機、乾燥機、スロップシンクが置かれています。
縦型の洗濯機の上に専用架台を使ってガス式乾燥機の乾太君を設置しました。
天井からぶら下がっているのは室内干し用の物干し金物です。
床はトイレと同じクッションフロアを使用しています。


ランドリールームの下の階に寝室があるので、水漏れ対策として洗濯パンを設置しました。

最近は洗濯パンを設置しない家も増えていますが、旧居で使用していた洗濯機が知らない間に水漏れしていて、床が腐りかけていた事があったので、個人的には1階に設置する場合でも洗濯パンは必須だと思っています。


洗濯パンは洗濯機の下が掃除しやすいようにかさ上げタイプのものを取り付けたかったのですが、洗濯機の蓋と乾燥機の架台が干渉しそうだったので泣く泣く諦めました。
使用している洗濯機はPanasonicのものなのですが、これの蓋を開けるスペースが結構高さが必要なのです。
その為、乾燥機用の架台の棚の位置を一番高い位置に設定しても結構ギリギリでした。

高さを抑えられる洗濯機にする手もあったのかもしれませんが、洗濯機はやはり機能を重視するべきなので、ここは高さを犠牲にする事にしました。
一応、165cmある私で踏み台無しで問題なく使用できています。
ただ、乾燥機のドラムの下部分は背伸びして覗き込まないと見えないので、乾燥済みの洗濯物を取り忘れていた事が何度かあります。
最近は最後にひと通り手で探ってチェックするようにしています。

乾燥機は高い位置に設置する事になるとあらかじめわかっていたので、手前にフィルターのあるDXタイプの乾太くんを選びました。
奥にフィルターのある8キロタイプの物と値段は同じくらいなので迷ったのですが、毎回使用するたびにフィルターに付いたホコリを取っているので、フィルターが手前にあるタイプを選んだのは正解だったと思います。
我が家の洗濯物の量だと、容量が5キロでもちょうど良いくらいです。
どうしても大量に乾かしたい時は2回に分けています。1回の乾燥が1時間ほどで終わるので、2回に分けてもそんなに時間もかかりません。


普段の洗濯物はほぼ乾燥機で乾かすので室内干し用の物干し竿は1.4m程度の竿が2本で十分足りています。
やはり場所を取るタオル類が全て乾燥機で乾かせるのが大きいです。

設計当初は昇降できるタイプの物干し金物を考えていましたが、この場所は常に物干し竿が出ていても問題のない空間なので、普通の物干し金物を取り付ける事にしました。
見た目にもこだわる必要がないのでコスト優先でKAWAJUNの物干し金物です。
玄関の土間収納に付いているものと同じです。
施主支給して取り付けてもらいました。


今まで基本的には外干ししかした事が無かったので、当初はきちんと乾くのか、生乾きで匂ったりしないのかと心配していました。
旧居で雨の日などに室内に干しているといつも生乾きで匂いもしていました。
ですが、今のところ問題なく乾いています。嫌な匂いもありません。
一応室内干し用の洗剤を使って、干す時は換気扇を回しています。
ファミリークローゼットから廊下へとオープンに繋がっていて締め切った空間でも無いので、換気扇がどれだけ効果があるかはわかりませんが…。
冬場は空気が乾燥しているので乾きやすいのかもしれません。これから梅雨時期になっても問題なく乾くのかはまた観察してみたいと思います。

一応ベランダにも物干し竿を設置していますが、ほとんど使う事はありません。
特に今の時期は花粉が飛んでいるので、外に干さずに洗濯物を乾かせる環境は、花粉症の自分にとっては非常にありがたいです。


洗濯機の横にはスロップシンクを設けました。

洗濯機と壁との間が有効で70cmくらいしかなかったので、狭くてスロップシンクの使い勝手が悪くなるかと心配していましたが、問題無く使えています。
壁側が窓になっている分、壁よりも10cmほど広くなっているのも大きいです。


このスロップシンクは深さがあるので、中にバケツを入れて水を貯めたり大きめのものを洗ったりする時にとても使い勝手が良いです。
周りに水が飛び散りにくい点も良いです。

水栓は施主支給TOTOのシャワー水栓を付けてもらいました。ここは見た目よりも機能優先です。

スロップシンクの上にはタオル棚を設置しました。
これは家づくりブログを見ていた時に採用されている方がいて、濡れたものを置いたり濡れたタオルを掛けて干したりできて便利そうだったので我が家にも採用する事にしました。

タオル棚の上には洗剤や柔軟剤等を置いておくようにボックス状の棚を設置しました。

この棚は、あらかじめ洗剤のボトルが入れられるサイズで寸法を指定して工務店に作成してもらいました。
簡単に端材で作る程度でも良いと思っていたのですが、綺麗な白い箱で作ってくれました。
それは良いのですが、ご丁寧にダボ穴を作って中に棚板も設置してありました。
図面にはそんな事は一切書いていません。
ボトルを立てて入れるのですから棚板は邪魔なだけです。
そんなところで変な気をきかせるくらいなら、もっと他でも気を遣って施工すべきところがあるだろうよと微妙な気持ちになるのでした…。


スロップシンクがある事で、汚れたものを洗面台で洗わなくて済むし、つけ置き洗いもしやすくなりました。
ここに設置するのは犬用の洗濯機にするかスロップシンクにするか迷ったのですが、使う頻度を考えたらスロップシンクで正解だった気がします。


最後に、肝心の洗濯動線はどんな感じかと言うと…。

洗面台の下に置いている洗濯物が入った脱衣カゴごとランドリールームに持ってきて、洗濯機に衣類を入れて洗濯機を回します。

洗濯が終わるとそのまま上の乾燥機に衣類を投入。
その時に乾燥機にかけられない衣類だけ物干し竿にかけるのですが、狭い空間のおかげで洗濯機の前からほぼ動かずに、洗濯機から取り出した服をそのまま物干し竿にかけていけます。

1時間ほどで乾燥が終了したら、脱衣カゴに衣類を入れて隣の洗面室へ。
洗面台の上にカゴを置いて、そのまま隣の収納ケースに下着や部屋着類を入れていきます。

ここに収納する衣類はシワを気にするような物でもないので、適当にたたむ程度でポイポイ入れて行きます。
適当にたたんだ状態でも収納できるように、ここの収納ケースは容量に余裕を持たせてあります。

ちなみにタオル類は別で洗っているので、タオルを洗濯した時は洗面台の下の棚にたたんで置いています。

物干し竿にかかった衣類は乾いたらそのまま隣のファミリークローゼットにかけておきます。
ランドリールームは洗濯専用の部屋で通常使用する部屋でも無いので、数日洗濯物がかけっぱなしになってしまっても気になりません。
外干しだとそう言うわけにもいかないので、ランドリールームでの室内干しはズボラな面でも助かっています。

シワやたたみ癖が付くのが嫌な物は室内干ししてそのまますぐ隣のクローゼットへ、それ以外の物は乾燥機にかけて、これまたすぐ隣の収納ケースに適当に放り込んでいくという手順にした事で、洗濯物を干す&たたんで収納という大嫌いな手間が大幅に削減されたので、洗濯をするのがかなり楽になりました。

私の中で、この「洗濯動線」は家を設計するにあたってかなり大きなウェイトを占めていたので、これが想定通りうまく行った事が今回の家づくりで一番満足度が高いものとなりました。


ランドリールームについては以上です。
次回はファミリークローゼットについてご紹介したいと思います。




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