2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

施工ミスを発見

昨日現場に行った時にいくつか施工ミスを発見してしまいました。
どれも結構重大な間違いです。

まずはリビングのハイサイドライトに付ける電動ロールスクリーン用のコンセントの位置。

なんだかんだあってハイサイドライト部分にはカーテンボックスを設けました。
かなりのコストアップでしたが…

ちょっとわかりにくいですが、カーテンボックス内の写真左上の位置にコンセントを設置してもらう事になっていました。
使用する電動ロールスクリーンが向かって右側に電源コードが付くので、右側にコンセントが必要なのです。
ちなみに2つある窓に付くロールスクリーンは機械部分をアダプターで連結する事により1つの電源で動かせるようになります。
なので、コンセントは右側に1つだけあれば良かったのです。
現場にもこんな感じで指示しています。

ところが、昨日何気なくカーテンボックスを見てみるとコンセント用の電気の線が出ていません。
おかしいなと思って反対側を見てみると、なんとそちら側に付いていました。
ちょうど現場担当者も一緒にいたので慌てて確認します。

現場担当者が言うには、現場で私と電気屋さんが一緒に位置を確認していた時に、私が左側に付けるように言っていたと電気屋さんが話していたんですけどねー…との事です。
ですが、コンセントは右側だと認識していて図示までしている私は絶対にそんな事を言うはず無いので電気屋さんの勘違いです。

さすがに反対側にはコンセントは届かないのでここはやり直してもらう事になりました。
ただ、天井を全てめくってとなると大掛かりになりそうなので、妥協案としてはカーテンボックス内の目立たない部分に露出配管にして、モールか何かでカバーする方法でも良いとは伝えました。
まぁ、どっちにしても最終的には壁の中に線を一旦入れてコンセントを取り付けなければならないので、どこかしらの壁か天井のボードはめくらないと駄目だと思いますが…。

話しやすくてこちらの意図をすぐにわかってくれると思っていた電気屋さんですが、思わぬ施工ミスに少し心配になってきました。
他にも抜けとか間違いが無ければ良いのですが。


次に見つけた間違い部分はここ。
玄関ポーチの階段部分です。

ここには400角のタイルを貼るので、階段の踏み面も40cmで図面を書いていました。
タイルの大きさに関わらず、外部の階段なので踏み面を大きめに取りたかったのもあります。

ところが見た感じ40cmも無さそうに見えます。
測ってみると30cmしかありませんでした。
再び現場担当者を呼んで確認です。
聞いてみると、もともとここの部分は400角のタイルが来ると認識していたので、そのつもりで階段の位置や踏み面も400角のタイルの割り付けに合わせて施工するつもりだったそうです。
ところが、工務店の社長がここは300角のタイルだと言ったので、300角のタイルの割付に合わせて施工したとの事です。

もちろんタイルは400角の物から変更していません。
図面の仕上表にも400角で書いているし、仕様書に載せているタイルの品番も400角のものです。
社長が何をどう勘違いしたのかわかりませんが、残念ながらここはやり直し決定です。
せっかく施工した現場担当者には気の毒ですが、恨むなら社長を恨んでください。
まぁ、そもそも図面と違う事を社長に指示された時点で設計者である私に確認の連絡をしてこなかった自分が一番悪いですけどね。

ちなみに、ちょうどタイル屋さんが現場採寸に来ていたので、その場で色々と割付の話もできて良かったです。
タイル屋さん、なかなかに男前で素敵なおじさまでした。
電気屋さんも話しやすくて良い感じだし、昨日来ていたサイディング屋さんも感じが良い人達でした。
我が家の家づくりに関わる業者さんはみんな感じの良い人ばかりです。
感じが悪いのはただ1人だけ…w
工務店の社長が言うには腕が良いらしいけど、いくら腕が良くてもあの性格はやっぱりどうかと思うなー。実は昨日も一悶着ありました…。


そして最後の間違いは、家に帰って写真を見ている時に気付きました。
昨日も載せた洗面所の写真です。

この写真に写っている左側の壁。
この壁は隣の収納棚との間の間仕切り壁になるのですが、実際の図面だとこうなっています。

ここの間仕切り壁は図面では窓の下までしか立ち上がっていないのですが、現場では天井まで立ち上がっていました。

この壁は、洗面台の上にある窓からの明かりで収納棚の部分も明るくしようと思ったので、あえて窓の下までしか立ち上げなかったのです。
このままだと収納棚の前に立った時に暗くなってしまいます。

これは収納棚の前あたりからランドリールームとバルコニーを撮った写真です。

写真の右側に見えている壁が収納棚の向かって左横の壁になるのですが、見るからに暗そうです。

正直、ここまでガッチリと壁を作った後にやり直しを指示するのは非常に言いにくいので最初はもう諦めてこのままで行こうかと思っていました。
特にこの部分は大工仕事なので、やり直しとなると棟梁が絶対に文句を言いそうです。

でも一晩考えて、これから先毎日この部分を使用する度に、暗いと絶対に後悔しそうな気がしたのです。
設計段階から明確な意図を持って計画した部分なのに妥協したら駄目だろうと思い直しました。

なので、思い切って今朝、間違いを指摘しました。
直接担当者に電話で伝える勇気は無かったのでLINEでですけど。しかもやり直せとは書かずに、間違っていますと指摘しただけですがw(←ヘタレ過ぎ)

すると、今日は社長が現場に来ていたらしく、社長からLINEに返信がありました。(現場担当者と社長と私のグループLINEになっています)

明り取りの為という意図が伝わったのか、この壁の上部に開口を設けるのでは駄目ですか?と書かれています。
いくらなんでも、ここに開口があるのは変すぎるので却下しました。
結局なんだかんだありましたが、希望通り壁を下げてもらう事になりました。
思い切って言って良かった!

今回はたまたま社長が現場にいてくれて良かったです。
現場担当者は棟梁の舎弟みたいなものなので、こういう時は全く頼りになりません。
以前も何度か、今更棟梁にやり直しは言えないからと泣きつかれたり、こちらが逆に気を遣って我慢した事もありました。
どれもそこまで大きな問題じゃ無いからまぁ良いかで済ませていましたが、今回のような場合はさすがに遠慮している場合じゃありません。

実は少し前も玄関ホールの手洗いについて給水管がうまく納まらないからと妥協案を持ちかけられた事があったのですが、その妥協案だと確実に見た目がカッコ悪くなるので断固として拒否をした事がありました。
その時も社長が間に入ってくれたので、最終的にはこちらの希望通りに施工してもらえるようになったのですが、社長が出てくるまでに現場担当者とやりとりしている時は非常にイライラさせられました。
妥協案だと施工が簡単だからそれをやりたい現場側と、希望通りに納める為に手間のかかる施工を提案する私との戦いです。

ずっと現場にいる現場担当者としては現場側の意見を尊重したいのはわかるのですが、施主である私が希望している事を実現させる為にはどうすれば良いのかを考えるのが一番大事だと思うのです。
私だって絶対に施工できない事をやれとは言いません。
少し工夫すればできる事を手間がかかるからと施主側に我慢させるなんておかしいです。

工務店の社長はその辺は施主の希望に沿う事を第一に考えてくれているのでまだ良いのですが。
きっと現場担当者の経験値が低いのもあって、どうしても現場の職人さんの言いなりになってしまうのかなぁと思います。

最後、またまた愚痴になってしまいました。
すみません…




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