2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

つなぎ融資を申し込む

今回は実際につなぎ融資が実行されるまでの手続きについてです。
案外つなぎ融資に関する情報って載ってなかったりするので、少しでも参考になればと思います。

我が家の着工日は6月12日だったので、それに合わせて工務店に着工金を支払う必要があります。
着手金は手持ち金で支払いましたが着工金は金額も大きいのでつなぎ融資で支払う事になります。

着工金のつなぎ融資を実行してもらうにあたってまずは必要な書類を揃えなければなりません。
必要な書類の中に印鑑証明書があります。
この印鑑証明書は引越し前に市役所で発行してもらっていたのですが3ヶ月の有効期限がギリギリ切れてしまっていたので再度市役所まで取りに行かなければなりませんでした。

それから、うっかり見落としていたのですが、家を建てるにあたって敷地が更地である事を証明しなければならないので、建物の滅失登記申請が必要でした。
滅失登記申請自体は書類に文字や数値を書いていくだけで良いので誰でも簡単にできますが、申請する際に建物の解体証明書と解体業者の会社の謄本が必要になります。
これらの書類は工務店経由で解体業者からもらえました。
あと、旧居の土地と建物の登記簿に載っている所有者はもちろん私と夫なのですが、所有者の住所が旧居を買った当時のままだったので以前住んでいた社宅のままになっていました。
これは問題無いのかと心配になって法務局に電話で聞いたところ、住民票には住所変更の履歴が載っているので、それを提出すれば大丈夫だとの回答がありました。

以上全ての必要書類を揃えて法務局に提出すれば1週間程度で滅失登記が完了します。
ちなみに、全ての書類を揃えた上で予約制の相談窓口に持って行けば、その場で内容をチェックしてくれて訂正箇所があれば訂正もさせてもらえて、不備が無ければそのまま提出できました。

銀行には本来は滅失登記が完了した書類を提出しなければならないのですが、書類の発行までに1週間かかって期限に間に合わないと伝えたら、滅失登記の申請書と解体証明書のコピーと更地になった敷地の写真があれば大丈夫だと言われました。
解体証明書は滅失登記申請で原本を提出してしまうと戻ってこないので、提出する前にコピーを取っておく事をお勧めします。

これらの必要な書類を全て揃えて銀行に送ったら、つなぎ融資を実行する為の契約書が送られてきます。
この契約書に必要な事を書いて送り返せば、晴れてつなぎ融資が振り込まれる事となります。
これらの書類のやり取りの際に、書類に抜けや不備があったら融資実行まで間に合わない可能性があるので、そんな時は事前にFAXで書類の内容をチェックしてもらってから送ると確実です。
また、つなぎ融資の金利や手数料分はつなぎ融資の実行金額から引かれて振り込まれます。
例えば1000万円のつなぎ融資をお願いしていたとしても、実際に振り込まれる額は970万程度になります。
金利も前払いになるので、あらかじめつなぎ融資を借りる期間を設定しておかなければなりません。
ここで気を付けないといけないのは、金利を安くしようと思って借りる期間を短く設定しない事です。
私も当初、工事予定期間の4ヶ月で設定していたのですが、担当者の方から教えてもらって6ヶ月に設定し直しました。
つなぎ融資で借りたお金は、ローンが実行された時に精算される事になるのですが、万が一設定期間を過ぎても工事が終わらずに住宅ローンの実行ができない場合はつなぎ融資の精算ができなくなります。
その場合は再度つなぎ融資の契約を結び直さなくてはならなくなるので10万円程度の手数料が再度かかってしまうのです。
設定期間を長めにするとその分前払いする金利の金額は増えますが、設定期間より前に精算できた場合は残りの金利分は返ってくるそうです。
ですので、つなぎ融資の期間はなるべく余裕を持った期間で設定する方が良いです。

実は我が家は6ヶ月で設定したものの、本当に間に合うのかと少し心配しています。
たぶん大丈夫だとは思うのですが、なんだかんだで工期が延びつつあるので心配です。
12月4日がつなぎ融資の期限なのですが、10月中に完了する予定の工事が11月に食い込みそう予感がしています。
無事に間に合う事を願います。

2回目のつなぎ融資は上棟時になります。
上棟時と言うくらいなので、てっきり上棟した直後に支払われるのかと思っていましたが違っていました。
このつなぎ融資を実行してもらうには中間検査合格証等の証明書が必要になるのですが、我が家のある地域では木造2階建の場合は基礎の検査が無いので中間検査合格証が出るのは建て方の検査時になります。
通常建て方の検査は上棟してから全ての金物や筋交い等が取り付けられてからしか受けられないので、上棟してから1ヶ月くらい経たないと受けられません。
そこから合格証が発行されてだいたい2週間後くらいがつなぎ融資が実行されます。
もしかしたら基礎の検査の合格証があれば上棟の直後に融資を実行する事が可能かもしれませんが、我が家のように基礎の検査が無い行政もあるので、上棟時金の入金時期は建築会社に確認しておいた方が良いと思います。

以上がつなぎ融資の大まかな流れでした。
我が家がお願いしている工務店は中間金の支払い時期や金額については結構緩いので、つなぎ融資の支払い時期について結果的にはさほど気にしなくても良さそうでした。
初めからそうとわかっていたらつなぎ融資の金利分を節約する為にもう少し工夫ができた気もするのですが…。
この辺は建築会社によって様々なので、最初に確認しておいた方が無駄なくつなぎ融資を活用できて良いかと思います。




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