2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

犬との暮らしを考える【間取り・設備編】

我が家には大型犬がいます。
14年前に引っ越してきた時からずっと同じ犬種です。代替わりはしましたが。
旧居はもちろん犬仕様の家では無かったので、犬と暮らすにあたって不便な事も多々ありました。

まずはお風呂。
定期的に犬を洗うのですが、お風呂場でシャンプーするので洗った後の抜け毛の掃除が大変です。
それに洗ってる最中はずっと中腰になって洗っているので腰が痛くて痛くて…。今は1頭だけなので少しマシですが、2頭いる時は本当に大変でした。
洗うまでにかなりの覚悟がいるので、ついつい洗う期間が延びていって汚いままで過ごしてしまい、匂いも気になるようになります。
新居ではそんな事にならないように、楽にシャンプーできるようにとドッグバスを導入する事にしました。


(画像はお借りしました)

これで少しはシャンプーが楽になると良いのですが。

次に犬のサークルやクレート(ケージ)の置き場所です。

我が家は共働きなので日中は犬は家で留守番をしています。
基本的に我が家では留守番の時はサークルと呼ばれる檻状の囲いの中で過ごしてもらっていました。多頭飼いになったタイミングで先住犬はフリーでのお留守番に格上げされますが、1頭でいる限りはサークルで過ごす事になります。
留守番中に目の届かないところでの危険回避やイタズラ回避の為にはサークルは必須です。そしてクレートは、状況によっていつでも犬を入れておけるようにする為に必要です。
我が家の犬は仔犬の時から留守番時のサークルにクレートを連結して使えるようにしておく事で、自然とクレートの中で落ち着いて過ごせるようになりました。疲れている時や眠い時は自らクレートに入って休んでいます。
ですので、多頭飼いになった場合はクレートの数も2つに増えます。

旧居では、そのサークルとクレート達がリビングに鎮座していました。
サークルはW150cm×D90cm×H100cmあったし、クレートはW60cm×D90cm×H70cmあります。決して広くは無いリビングではなかなかの存在感です。
しかも2つ目のクレートは物入の扉の前に置いてあったので、物を出し入れする時にはクレートを動かしてからしか扉が開けられないので不便でした。

そんな訳で、新居ではサークルとクレートの設置場所をきちんと作ろうと考えました。

まずはクレート。
リビングの一角に設けたパソコンコーナーのカウンター机の下に設置します。カウンター机の下に置く事でリビングでの存在感が少しはマシになるかなと思っています。

カウンター机の上には犬のオモチャやフードボール等、頻繁に使う物を置く予定です。
ちなみにすぐ横のバルコニーは一応犬用のトイレとして使う予定にしています。ただ、今いる子は庭でトイレをするのに慣れているので、ここではしてくれないかもしれません。
そうなったらいちいち1階にトイレに連れて行かないといけないので、根気よく教え込もうとは思っていますが…。

バルコニーからの排水用の樋は屋根からの樋と連結しているので通常なら雨水枡に繋がれる事になるのですが、バルコニーから流れた犬のオシッコが臭うといけないので、枡の種類を変更してもらいました。

次にサークル置き場です。
最初の計画ではサークルもここのスペースに設置する予定でした。
ですがスペースが足りません。
それに考えてみると、夏場のお留守番時にエアコンが必須なのですが、リビングのような広いスペースで留守番していた場合、リビング全体をエアコンで冷やさなければならないのでとても不経済です。
更に、特に仔犬の時期って留守番中に粗相をしたりして、帰ってきたらリビングがすごい匂いになってた事もあったので、リビングに留守番スペースを設けるのは良くないなと考え直しました。
そこで1階に小さなドッグルームを作って、そこにお留守番場所となるサークルも設ける事にしました。

ドッグルームにはドッグバスも設置します。もちろんエアコンも完備です。
サークルは階段下のスペースを利用する事にしました。腰壁を作って、入口にはこんな感じのゲートを設置する予定です。

サークル内にはクレートとトイレを設置します。
今まで飼ってきている全ての子達は大人になるにつれて室内のトイレではしなくなり、留守番中は我慢するようになりました。
ですが、仔犬のうちは留守番中でも室内のトイレでしますのでトイレは置いておかなければなりません。
本当は大人になっても室内のトイレでしてくれた方が留守番中は安心なんですけどね…。

更にドッグルームからは直接外に出られるように掃き出し窓を付けました。
あまりにも汚れて帰ってきた時は玄関を通らずにここから直接出入りさせてドッグバスで洗うのも良いかもしれません。

昔飼っていた子が仔犬の時の話なのですが、留守番中によくウ○チまみれになっていて、仕事から帰ったら毎回お風呂場に犬を放り込んでもう一頭を牽制しながらサークルの掃除をして犬を洗って…とそれはもう大変でした。
リビングの匂いはいつまでも取れないから窓を開けて換気して、その後食事の支度です。
新居ではそんな子が来たとしてもバッチリ対応できるようにと考えました。
粗相をしてもサークルのすぐに向かいにあるドッグバスに放り込んで洗えるし、ゴミもすぐに外のゴミ箱に捨てに行けます。ドッグルームには換気扇も付いているので匂いも大丈夫。
うん、シミュレーションだけは完璧ですw

ドッグルームは4畳程のフリースペースを挟んで寝室と接しています。
全ての扉を開けたら寝室と繋がりますので、寝る時には犬が寝室とドッグルームを好きに行き来できるようになります。
仔犬のうちはサークルかクレート内で寝てもらうつもりですが、そんな場合でも寝室から気配がわかるようにしました。

以前は1階と2階に分かれていたので何かと不便でした。
例えば夏の暑い時期は、1階で寝ている犬の為に寝室とは別にエアコンを付けなければならないので不経済でした。
新居では1台のエアコンでドッグルームも寝室も同時に冷やす事ができます。

また、今いる子が仔犬の時はよく吠える子だったので、サークルで寝かせていてもいつ起きて騒ぎ出すかわからない為に夫と交代で毎日リビングのソファで見張りながら眠っていたので、寝不足が酷かったのです。
一応フリースペースにも旧居で使っていたベッドをソファ代わりに置いておくので、状況に応じて寝室は締め切ってフリースペースを仔犬の見張り場所としての寝場所にしても良いかもしれません。

今まで育ててきた犬との生活パターンを考慮して犬に関する間取りや設備は考えました。
新居では少しでもストレスなく犬との生活が送れる事を願います。




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