2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

とてもショッキングな出来事

引っ越してきて2週間経ちました。
必要最低限の生活ができる程度には荷物を片付けましたが、まだまだ段ボールが山積みの中で生活しています。
最低限生活できるようになると途端に荷物を片付けるスピードが落ちてしまうのでなかなかはかどりません。
落ち着いたらweb内覧会をしようと思っていたのですが、まだパソコンもセッティングしていない状況なので一眼レフカメラで撮った写真を取り込めずにいます。

さて、そんな新居生活ですが、とてもショッキングな出来事がありました。

我が家の2階の廊下とリビングとダイニングではiocのカンヌブランと言う挽板フローリングを使用しています。

このフローリングは表面に4ミリの無垢材を使用したもので、特殊な加工をする事でグレイッシュな色が出ています。
この見た目とマットな質感がとても気に入ったので、かなり奮発して(夫には内緒で)採用したのでした。

実際にリビングに張られたカンヌブランはとても素敵で、採用して良かったと思いました。

この写真を撮った時には夫も一緒に新居を見に行った時で、フローリングの割にあまり滑らない質感を気に入ってくれているようでした。
と言うのも、我が家には大型犬がいますので、床が滑るのはご法度なのです。

床材については散々悩んだ経緯があるのですが、最終的にはラグなどで対処することにして気に入った床材を採用する事に決めたのです。

当初はリビングやダイニングの大部分にラグ状にタイルカーペットを敷く予定でいたのですが、夫がこれならそんなに敷かなくても大丈夫じゃない?と言うくらいに足触りがサラサラしていて滑りにくい感じでした。

リビングを滑りやすいフローリングにするなんて!と文句を言われると思っていただけに、夫にも気に入ってもらえて良かったと思っていました。

ところが、その次の週に新居に行った時に異変に気付きました。
数日前に家の美装が入ってあちこち綺麗にされていたのですが、2階のフローリングの様子が変わっていました。
やけに艶が出ていた上に床がとても滑るようになっていました。
どうやらワックスを塗ったようだと気付きました。
美装でワックスがけをするなんて知らなかったので驚きましたが、今更言っても仕方がないと諦めて、工務店には何も言わずに帰ってきました。
この時は見た目が少し変わってしまって残念だくらいの気持ちでした。

ですが、新居で生活し始めるとそうも言ってられなくなりました。
我が家の犬が床で異様に滑るのです。
このままではそのうち怪我をしそうです。

注文していた滑り止めのタイルカーペットが届くまでは応急措置的に旧居で使っていたタイルカーペットやコルクマットを敷いたりして対処していましたが、そもそも、いくらフローリングとは言え、こんなに滑る床はやっぱりダメだろうと思って、塗られたワックスを剥がす事を考えるようになりました。

そこで改めてカンヌブランの仕上げやお手入れの方法を調べていたのですが、そもそもカンヌブランは通常はワックスは塗らない製品のようです。
オスモのオイル塗装された製品ですので、手入れの際もオスモの商品を使うくらいです。

そして、オイル塗装された無垢床材には一般的なフローリング用のワックスである樹脂系ワックスは使用してはならない事がわかりました。

また、カンヌブランのメーカーのiocに確認したところ、カンヌブランは特殊な加工をしている為に、塗られたワックスを剥がすとフローリングの着色も禿げてしまい、着色し直したとしても同じ色にはならない可能性があるそうです。
表面の無垢材部分が4ミリあるので、表面を削って着色し直す事もできるかもしれませんが、やはり同じような色にはならないかもしれないと言われました。

工務店側に確認したところ、やはり美装で樹脂系ワックスを塗ったようでした。

これを知って夫は激怒です。
明らかに工務店施工ミスなので、最悪は全面張り替えしてもらってもおかしくないレベルだと。
私も心情的には張り替えて欲しいと思っています。
でも、施工過程を考えたらフローリングの張り替えはそう容易ではありません。
壁との取り合いや他の部分に影響が出ないのかとか色々と問題はあります。

工務店側もメーカーや塗装屋さんに色々確認しているらしく、昨日の晩に余ったフローリング材を1枚取りに来ました。
色々実験してみるとの事です。
恐らく剥離材を使ってどの程度元どおりにできるのかを試すのだと思います。
ですが、カンヌブランの特性上、元どおりに戻すのは難しいのでは無いかと思っています。

昨日の晩にフローリングを受け取りに来た現場担当者が、自分が美装屋さんに何も考えずにワックスの指示を出しました。すみませんと謝っていました。
初めて使うフローリング材だったので知らなかったとの事です。

やはりここでも現場担当者の経験不足のせいで被害が出てしまいました。
初めてで知らないのなら確認しようよ…。
建築中に何度も思ってきた事です。

美装でワックスをかける事を知らなかったとは言え、最初にワックス不要と言わなかった自分も少しは悪いのかなと当初は考えていてあまり強く言えなかったのですが、夫に言わせるとそんな事は施工店が考えることで施主が考える事では無いと言われて、それもそうだなと思い直しました。

そんなわけで、今後この問題がどうなるかはまだわかりません。
2、3日中には結果をお知らせしますと言っていましたが、工務店としては全面貼り直しは考えていなさそうな感じです。
せっかくの新居生活早々に頭の痛い問題が出てきてしまいました。




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