2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

登記を自分でやってみた 【前編】

フローリングは、とりあえず26日にワックス除去の作業してもらう事になりました。
また結果をお知らせします。

今回は延び延びになっていた登記のお話をしたいと思います。需要があるかどうかはわかりませんが、自分の記録として残しておきたいので。


新しく家を建てたら登記をする必要があります。我が家の場合は建て替えになるので、今回の登記は建物だけです。
建物の面積や種類を表示する表題登記と、その建物の所有権を表示する保存登記が必要です。
通常は建築会社か銀行が手配してくれる司法書士さんにお願いする事が多いと思うのですが、それをすると数万円の手数料がかかってきます。
少しでも費用を削減する事を考えて自分で登記をする事にしました。
ただ、抵当権の設定だけは銀行指定の司法書士にお願いする必要があります。

一見難しそうに感じる登記ですが、実は結構簡単にできます。
表題登記は建物や敷地の求積図を作成する必要があるので少し面倒臭いですが、CADが使えるならとても簡単ですし、使えなくても手書きでも充分作成できます。
その場合は図面の縮尺に合わせた目盛りが入っている三角スケールを使えば便利です。

表題登記のやり方はweb上にもたくさん出ていましたので、私が自分でする時もとても参考になりました。

自分で作成した求積図はこんな感じです。

web上に枠の部分のCADデータがあったので、それをダウンロードして図面や名前等を記入しました。

ちなみに私が使用しているCADはJWWというフリーソフトです。
これは普段の仕事でも使用しているのですが、フリーソフトにも関わらず普通に仕事で使えるレベルのCADです。
そして、他のCADに比べて使い方も非常に簡単なので、少し練習したら誰でも使えるようになります。
正確な寸法の線や枠が書けるようになると、DIYや部屋の模様替えをしたい時の家具の配置を検討する時などにとても役に立つので、最低限の機能を使えるようになって損は無いと思います。

話を戻します。
表題登記の申請時には建物の所有者について記入する必要があります。
その時に所有者が一人なら問題無いですが、夫婦などで共有名義とする場合は、それぞれの持ち分割合を書く必要があります。
我が家の場合は夫と私の共有名義になるので、本来なら半々の割合にしたいところですが、夫と私の収入の差がかなりあるので、半々にするのは難しいと判断しました。収入差に合っていない持ち分があると、夫から私への贈与とみなされる可能性があるからです。
別に夫の割合がいくら増えても私としては特に問題無いのですが、ひとつだけ自分の割合を増やしたい理由がありました。
それは、すまい給付金です。

すまい給付金は住宅を購入後、一定の所得に応じて現金が給付される制度ですが、夫は当てはまらないので給付金を受け取る事はできません。
ですが、私は充分当てはまるので私の分だけでももらえる事になります。
その時に登記上の割合に応じてもらえる額が変わってくるので、なるべく私の割合を高くしたいとの思いがありました。

今回、頭金や施主支給品は全て私の貯金から出しました。
住宅ローンの返済負担率はお互いの収入差と同じくらいの割合と考えて、そこに頭金等の部分を加算した割合を私の持ち分割合としました。
結果、夫と私で3:2の割合になったので、すまい給付金は満額のうち40%もらえる事になります。

さて、登記の申請書類が作成できたら法務局に提出しに行きます。
その時の必要書類に引き渡し証明書と言うものがあります。
これは建築会社に言うともらうことができます。この時点で引き渡しは済んでいなくても問題ありません。

引き渡し証明書には新築年月日が記入されていて、その日付を申請書にも書く欄があります。
この日付が最終的に建物の登記簿謄本に載ることになるのです。
我が家は、せっかくなので新築年月日をゾロ目で令和1年11月11日とする事にしました。
ワンワンワンワンワンの日ですw
引き渡し証明書もその日付で作成して工務店側に渡して押印してもらいました。

登記の申請日は引き渡し日以降でなければなりません。
11月29日の融資実行日が迫っていたので、少しでも早く提出したいと思い11月11日に申請書を提出しました。
ちなみにどこの法務局でも、自分で申請する人用に相談窓口があります。
たいていは予約制だとは思うのですが、ここで事前に書類をチェックしてもらえばスムーズに申請する事ができるので、自分で登記の申請をする人は必ず利用した方が良いです。

ここで登記の流れを説明すると、まず表題登記申請をして、無事に登記されたら次に保存登記をするという流れです。
それぞれの登記にかかる期間は法務局のHPに載っていて、4日程度で完了すると載っていたのでスケジュール的に余裕があると思っていました。
ところが申請書を出す時になって、司法書士以外の人が表題登記申請をする場合は現地調査があるので1週間から10日程度の期間が必要になりますと言われました。
11日に提出して10日後で21日です。
そこから保存登記の申請を出して…と考えるとなかなかにタイトなスケジュールになってきます。
とりあえず少しでも早くして欲しいとだけ伝えて申請書を提出しました。

無駄に長くなったので次回に続きます。




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