2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

固定資産税の家屋調査

年末に固定資産税の家屋調査がありました。
まだ引っ越してきて間もない時期だったので段ボールが山積み状態でしたが、さっさと終わらせた方が良いだろうと思って来てもらう事にしました。
一応先方に段ボールが山積みでも大丈夫か確認したら問題無いとの返答でしたので。

当日は確認申請の図面を用意しておいてもらえばコピーしに行きますと言われていましたが、時間がもったいないので事前にコピーして用意しておきました。

いざ家屋調査に来るとなると、建物の評価額がいくらになるのかが気になるところです。
後々の固定資産税の支払いを考えたら少しでも評価額は低く算定してもらいたいと思うものです。

評価額が上がるポイントとしては床材や壁材でタイルを使用しているとか、床暖房があるとか言うのが有名なところみたいですね。
我が家はリビングの一部にタイルを使用しているので評価額アップの要因になりそうです。

タイル部分の面積は7㎡弱なのでそんなに高くはならなさそうですが。

それ以外だと洗面器具の数だとかキッチンの大きさとかも評価額の対象になるとか?
この辺は不確かな情報なのでよくわかりません。

はっきりしているのは、床面積が大きければその分評価額は上がると言うことです。
この床面積というのは登記上の面積です。
我が家の場合は先日登記した際に算定した面積で、建物全体からバルコニーや玄関ポーチを抜いた面積になります。だいたい40坪程度です。

ところで我が家にはビルトインガレージがあるのですが、それについて夫が私に質問をしてきました。
どこかのサイトに載っていたらしいのですが、ビルトインガレージの面積が延床面積の5分の1以下だと固定資産税が安くなるのだとか。
我が家の場合はそのパターンに当てはまるのか?と言うのです。

これは1階の床面積の算定図です。

4番が駐車場部分になるので、23㎡程度(約7坪)が駐車場面積になります。
全体の面積で40坪程度なので、確かに5分の1以下になっています。

建築基準法では駐車場の面積のうち延床面積の5分の1以下の部分は容積対象面積に算入しなくても良いという決まりがあります。
容積対象面積とは、その敷地に建てられる建物全体の面積の事です。
例えば100㎡の土地があった場合、容積率が200%と決められている土地の場合は200㎡の大きさの建物しか建てる事はできません。
この時の面積というのは建物全体の面積ですので、例えば2階建てだったら、1階で100㎡+2階で100㎡の合計200㎡というような事になります。
3階建てだったら、1階と2階が70㎡で3階が60㎡といった感じです。

この時に、もしビルトインガレージが別に50㎡あった場合、合計で250㎡になるので通常ならば容積率の200%はオーバーしてしまうのですが、先ほど述べたように延床面積の5分1以下の部分は容積対象面積に算入しなくても良いので、延床面積250㎡の5分の1である50㎡は容積対象面積から省けます。
この場合、延床面積は250㎡ですが、容積対象面積は200㎡になるのです。

そこで、先ほどの固定資産税の話に戻ります。
夫が見たというサイトを見てみると、ビルトインガレージが容積対象面積から省けるという事が載っていました。
そして、その分面積が減るから固定資産税の算定時の家屋の評価額が安くなると書いています。

ですが、固定資産税の算定に使われる面積は登記上の面積のはずなので、建築基準法上の容積対象面積は何の関係も無いはずです。
現に、家屋調査の時に用意するように言われていた確認申請図面の中に面積表は含まれていませんでした。
平面図、立面図、断面図、仕上げ表程度です。

そもそも、いくら容積対象面積が減っても建物全体の延床面積は変わらないので、ビルトインガレージがあっても無くても固定資産税を算定する時の面積は変わらないと思います。
ただ、ガレージの面積分がまるまる部屋として使われている場合に比べたら、壁や床の仕様的にガレージの方が安く算定される事はあるかもしれません。
でも、我が家のガレージには電動シャッターや手洗いも付いているので、ガレージだからと言って通常より安くなる要素は少なそうだなと思いました。

家屋調査には若い女性の方がお一人でやってきました。
最初に見られたく無い部屋があるかどうか聞かれます。
我が家の場合は現時点であちこちに段ボールが山積みなので、見られたくないも何も言ってられないので特に無いですと答えました。

その後は図面に沿って各部屋をチェックしていきます。
結構あっさりと確認している感じで、細かく何かをメモしたりどこかの寸法を測ったりというような事はしていませんでした。
だいたい図面通りになっているかどうかを確認している感じでした。
床暖房の有無は聞かれました。
あと、給湯器のサイズも確認していました。

最後に固定資産税の説明を受けて終了です。
全部で10分もかからなかったと思います。
その時に雑談で、どういった場合に評価額が上がるのですか?と尋ねたら、設備機器の数によっても高く算定されるとの返答がありました。
我が家の場合は一般的なお家より手洗いや洗面の数が多いので、少し高めに算定されるそうです。
あと、その時にガレージのシャッターが電動か手動かも聞かれました。
とっさに正直に電動だと答えたので、その分もやはり高く算定されますと言われたのですが、この雑談が無ければシャッター分は見逃されていたのかも…と少し残念に思いましたw

帰り際に、固定資産税の納税の通知が届く前に我が家の評価額がいくらくらいになるのか事前に教えてもらう事ができるか聞いてみると、算定が終わった時点で電話してきてくれる事になりました。

そして家屋調査から1週間ほど経った頃、電話がかかってきました。
我が家の評価額はだいたい950万円程度になりますとの事でした。
平均的な評価額はだいたい900万円くらいですと事前に聞いていたので、それよりかは若干高いようですが、想定していたよりも少なかったのでホッとしました。

旧居はフルリフォームされて見た目は綺麗でしたが、登記上は築50年超の古家で面積も25坪程度だったので、毎年家屋の固定資産税は7000円程度しか支払っていませんでした。
土地で6万円程度です。

ですが、今年からは家屋の分がかなりアップしてしまいます。
ざっくり計算したら16万円程度でしょうか?
3年間の減額分を考えても9万円程度にはなりそうです。7000円しか払っていなかった頃から比べると大幅アップですね。
春になって固定資産税の通知が届くのが今から憂鬱です。




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