2ニン+ワンHOUSE

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ワンコと暮らす家づくりの記録

着工までのお話 番外編 【かかった費用 その2】

着工までにかかった費用の続きです。

設計料

住宅の設計料って通常どれくらいするものなのかわからないのですが、我が家は私が設計したので基本的には設計料はかかりません。
ですが、自分の設計だけでは不安だったのと耐震等級3を取りたかったので構造事務所に構造設計と構造計算を依頼しました。
設計料は15万円くらいでした。一部難易度の高い設計があった分として通常12万円のところに3万円上乗せされていました。
耐震等級3を取るのに室内に柱や壁が追加になったり窓が思った位置に付けられなくなるかと危惧していましたが、問題なく元の設計のままでいけたので良かったです。
普段仕事で構造設計を依頼すると100万円以上かかるので、構造計算を伴うような構造設計は費用が高いと思っていましたが、木造住宅の構造設計は案外お安かったです。
インターネットで調べてみると同じような値段で木造の構造設計をしてくれる事務所は結構見つけられました。

構造設計とは別に設備設計もお願いしました。
確認申請に必要な分の設備図だけなら少し調べたら書けそうな気もしましたが、その時期は時間の余裕も無かったのでお願いする事にしました。
給排水・換気・ガス・電気図面を書いてもらって、初回半額割引で5万円程でした。これまたお安くてびっくりです。安すぎて申し訳ないくらいです。採算取れてるのかしら…。
設備図に関しては現場で施工内容が変わる可能性が高いので、とりあえずの見積用として考えています。

地盤調査費用

◾️スウェーデン式サウンディング試験
もともと工務店の見積額は10万円でした。
減額調整の中で自分で他の業者に頼む事になりました。一般的には3〜5万円程度でやってくれるみたいです。
仕事でお付き合いのある会社に費用を聞いたところ、通常3万円ぐらいとの事でした。
が、今回はお得意様価格で半額でやって頂けました。

◾️表面波探査法
インターネットで調べて、自宅と同じ市内で表面波探査法をやっている会社に問い合わせをしました。費用を聞いたところ6万円との事でした。
それとは別に全国展開で表面波探査法をやっている大手の会社にも問い合わせをしたら同じく6万円でした。
後からわかった事ですが、この大手の会社は表面波探査法の機械のメーカーでもあるようです。東京以外の地方では実際の調査は各地域の別会社に委託しているそうです。
そして委託先の調査会社が独自でも仕事を取っているらしく、今回最初に問い合わせた会社もその調査会社でした。
ですから、どちらに頼んでも調査する会社は同じで、出てきた調査結果を診断するのはメーカーでもある大元の会社になるそうです。
色々あって、我が家は地元の調査会社に直接依頼する事になったのですが、そちらにお願いした事で地盤保証費用が少しお得になりました。

ちなみに地盤保証費用は以下の3パターンあります。
10年で2000万円まで保証→2.5万円
10年で5000万円まで保証→3万円
20年で5000万円まで保証→4万円

我が家は3万円の保証を選びました。

地盤改良費用

結果的に我が家は地盤改良をしませんでしたが、参考までに見積額を載せておきます。
ちなみに計画建物の1階の形状は
10.920m×6.825mの長方形で面積は約74.53㎡(22.5坪)です。

◾️柱状改良工法
SWS試験での地盤調査をお願いした会社に見積をしてもらいました。
2mのセメント杭が35本必要で、定価が78万円に対して値引き後の費用が47万円でした。

◾️表層改良工法
今回地盤改良が必要な地盤は地表から2m程度だったので、ギリギリ表層改良でもいけるかなと思って見積をお願いしました。
が、敷地が狭いために土留めが必要になるとの事で、55万円の改良費用とは別に土留費用が60万円程度かかるとの見積でした。

土留めが無くても2m程度の深さだと柱状改良の方が安かったです。

◾️砕石パイル工法
調べたところ、代表的な砕石パイル工法は主に2つで、ハイスピード工法とエコジオ工法がありました。エコジオ工法の方が比較的新しい工法のようです。
我が家はエコジオ工法に見積をお願いしました。見積結果は1.8mの砕石パイルが24本で70.5万円でした。
エコジオ工法は砕石を使っているので材料費そのものはそんなに高くないと思うのですが、特殊な工法の為にベースになる費用が柱状改良工法よりも高いのだと思います。
我が家の場合、杭の長さが短かったので柱状改良工法より少し高くなりましたが、杭の長さが長くなると柱状改良工法より安くなる場合もあるみたいです。
柱状改良工法は支持層まで到達するように杭を打つので支持層まで届く杭の長さが必要ですが、砕石パイル工法は必ずしも支持層に届かなくても良いみたいなので、場合によっては杭の長さが短くなる事もあるそうです。

砕石パイル工法は色々と採用できる条件もあるみたいですが、費用の面でもメリットがある場合があるので検討する余地が十分にある工法だと思いました。


以上が着工までにかかった費用です。
ちなみに我が家があるのは関西の中核市なので、東京とかだともう少し費用は上がるかもしれません。




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